第15作 寅次郎相合い傘

今回は、北海道の旅を紹介する。
取材日は、2008 年 10 月 7 日~9 日である。

先ずは、第 15 作・寅次郎相合い傘のロケ地・小樽を紹介する。

映画では、寅さんとパパこと兵頭謙次郎(船越英二)の二人で、青森から函館にやってくる。そこのラーメン屋で、リリー(浅丘ルリ子)とバッタリと出会う。その後、3 人で長万部を経て札幌に向かう。札幌の大通り公園では、怪しげな方法で万年筆のバイをする・・・。
小樽運河

そして、その後立ち寄るのが、ここ小樽。3 人で小樽運河のここら辺でしばらく佇む。

小樽運河2

場所を少し変えるとこのようになる。

突然パパが、昔の恋人がここ小樽に住んでいると言い出した。そして、パパは、その昔の恋人に会いに行くが・・・。
映画は、この後、北海道から東京へと場面が変わっていく。
小樽の料理

小樽といえば、海鮮の料理。こんな大きな帆立貝やタラバがになど、北海の幸の店がずらり。ここでは、コレステロールだの、血糖値だの、というヤボな言葉とはしばし無縁となる。この後、すし屋にも立ち寄る。併せて北の大地の地酒も美味い。・・・調子に乗ってすいません。

続いて、第 23 作・翔んでる寅次郎のロケ地となった支笏湖を案内する。

寅さんは、一人旅の女・ひとみ(桃井かおり)と出会う。一人旅は気をつけるよう言って分かれる。
その後、支笏湖のほとりでぼんやりしていると、黄色い117クーペがやってきて車体が揺れている。なにやら様子がおかしい。
寅さんがやおら近づくと、くだんのひとみが、車から飛び出してくる。そして、運転席からズボンを下ろした男(湯原昌幸)が降り、二人は喧嘩になりそう。棒を振りかざして寅さんに向かってくるが、下げたズボンに足が縺れ、無様な格好・・・。

支笏湖

その、撮影地の支笏湖を訪ねた。
今回の鉄馬は、この札幌のレンタルバイク屋で借りた W400である。
何せ、強行軍の旅(この日の午後には飛行機で帰ることになっている)なので、朝、夜明け前に札幌を出発。まだ十分夜が明けていない状態である。しかも、天気まで怪しい。

支笏湖2

湖畔から支笏湖を望む。天気が悪く遠くは見えない。紅葉はいずこ、残念なり・・・。

支笏湖3

同じ場所から、アングルを変えるが、こちらも分厚い雲が景色を遮っている。

支笏湖4

映画の話に戻る。
湖に浮かぶ船の上で、寅さんはひとみに話しかける。
“ネーちゃんはうちはどこだ” “東京”
“俺も東京だよ、葛飾柴又。東京のどこだ”
“あたしは田園調布”
“おー、田園地帯か、おとっちゃん百姓???” などと言って、笑わせる。
その後、二人は宿を探す。そしてこの写真の右側の旅館(翠明館)に入る。そこで出てくるのが先ほどの三枚目男・この旅館の若旦那(湯原昌幸)である。二人は警察への通報を匂わせつつ、ここで泊まることにする。そして、二人は結婚談義で夜長を過ごす・・・。

辺りは、この後大雨となり、取材をあきらめ札幌へ退散する。残念!! それにしても帰りの峠越えでは濡れ鼠になってとても寒かった。でもまた来るぞー、この北海道に。