第45作 寅次郎の青春

第 45 作・寅次郎の青春の取材をご紹介する。
取材日は、2008 年 9 月 28 日である。
この 45 作も、42 作、43 作に続いて満男の泉への恋物語となる。しかし、少しずつ泉の心が緩んできているかも・・・。

寅さんは、宮崎県日南市油津に立ち寄る。

堀川橋

撮影はこの堀川の界隈で行われた。その中心となるのが、この写真の向こうに写るアーチ橋・堀川橋である。
堀川橋2

寅さんが、この堀川橋のたもと、写真の鉄馬の右側にある喫茶店で休んでいると、理髪店を営む蝶子(風吹ジュン)が入ってくる。寅さんが気取り気味に蝶子に話しかけ、粋に蝶子の代金まで払う。そして、この橋の上で財布を確認すると中身がないことに気づく。ぼんやりしていると、再び蝶子が現れ、“散髪していかんね、だいぶ伸びチョッガネ”と宮崎弁らしき(?)方言で勧める。
映画の後の展開では、この場所は祭りの会場にもなるところ。

吾平津神社

堀川橋を超えたところに、吾平津神社があり、その鳥居の横に、“男はつらいよ・ロケ地” と書いた看板が立っていた。

油津

堀川橋から堀川の上流(油津の市街地のほう)を望む。

油津2
同じ場所から下流(海のほう)を望む。

場面が変わって、泉が友人の結婚式に飛行機で宮崎にやってくる。
その後、飫肥城跡で、寅さんと泉はばったりと出会う。そして、寅さんが階段で足をくじくが、大げさに救急車で搬送されることに。しかも、搬送先の病院から泉がとらやに電話をすると、満男が出て、“大怪我して入院した”と話が大きくなり、満男が十分話も聞かないうちに(泉に会いたさに)宮崎行きを決めてしまう。一方、柴又はこのうわさで町中が大事になる。

宮崎空港
満男は宮崎空港に着き、バスに乗り日南に向かう。泉も蝶子の弟・竜(永瀬正敏)とともに空港に出迎えに行くが、バスに乗ったことを察し、バスを追いかける。
そして、途中に通るところが、この堀切峠(宮崎市)である。
ここは、青島のほうから南へしばらく山あいの道を上ると、一気に太平洋の大パノラマが広がるところ。小生も以前からお気に入りの場所である。

宮崎空港2

バスがこのフェニックスレストラン(このころはサボテン公園もあったところ:今は道の駅)のバス停で止まったところで、泉が満男を探し出す。バスを降りてこの場所でしばらく会話する。そして場面はこの後また日南に変わっていく・・・。
取材当日は天気も良かったので、ご覧のように最高の景色を堪能できた。